第154章

サマー視点

「私たち、まだ……正式ってわけじゃないの。付き合ってるとか、そういうの」

「でも、そうなってほしいんでしょう?」

私は皿を見つめた。急に春巻きがやけに気になって仕方がない。「……たぶんね」

「そう」母は身を乗り出して、私の手をぎゅっと握った。「どうでもいいことかもしれないけどね。あんなふうにあなたを笑わせる人なら、そばに置いておく価値があると思う」

「ありがとう、ママ」

それから私たちは、心地よい沈黙のまま夕食を終えた。片づけを手伝ってから自分の部屋へ向かう。今夜の家は、あたたかかった。落ち着いていて、ちゃんと根を下ろしているみたいで。すべてが、あるべき場所に収まってい...

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