チャプター 182

サマー視点

キアランが私の手をつかみ、その指が私の指に絡んで、彼の腹筋の上へとぴたりと押し当てた。掌の下で硬く隆起した筋肉がしなやかに動くのがわかって、その感触だけで、アルコールとはまったく別の熱がまた身体の奥を駆け抜けていく。

「僕を物理しかできない男だと思われたら困る」

その声には笑みがにじんでいた。温かくて、満ち足りていて、少しだけ得意げで、そんな響きは今までの彼には聞いたことがなかった。

「ほかの分野でも、ちゃんと才能はあるんだ」

「変態」

そう責めるように言ったのに、私は笑っていた。どれほど顔が赤くなっているかわからなくて、それを隠すように彼の胸へ顔を埋める。すると彼の笑いが身体...

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