第二十七章

サマー視点

「キスして」私は言った。「ちゃんと、キスして。前みたいに、間違えないように気をつけたり、心配したりしながらじゃなくて。――ただ」声がふっと途切れた。「もう、遠慮するのをやめてほしい」

彼の中で何かが切り替わったのがわかった。全身が、心臓の鼓動一つ分、二つ分だけ、ぴたりと静止する。その直後、彼の手が私の髪に差し込まれ、つま先立ちになるまで引き寄せられて、唇が重なった。

コンビニの外で交わした、あの恐る恐るのキスとは違う。切羽詰まっていて、剥き出しで、肋骨の奥にずっと閉じ込めていたすべてが溢れ出すみたいだった。彼の唇は焦りに近い勢いで私の唇を追い、膝がふわりと頼りなくなる。片手は...

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