第二十四章

サマー視点

警察署の中は、焦げたコーヒーと業務用洗剤のにおいが混じり合っていた。服や髪にまだまとわりつく、あの刺すような煙のにおいとはまるで違う。私は刑事の部屋の硬いプラスチック椅子に座り、寒くもないのに毛布を肩に巻いたまま、廊下の向こうでキアランが別の警官に供述しているのを見ていた。頭には包帯が巻かれ、黒い髪に白いガーゼがくっきりと浮いている。眉の上の傷は蝶形の縫合テープで閉じられていた。彼が椅子の上で体勢を変えるたびに、苦痛に顔をしかめるのが見えて、そのたび胸がきゅっと締めつけられた。救急隊員は命にかかわるけがではないと言ってくれた――ほとんどは表皮の切り傷と軽い脳震盪、あとはドレイクに...

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