チャプター 28

サマー視点

翌朝、私は四十五分も早く学校に着いてしまった。ばかみたいだ。構内はほとんど無人で、職員用駐車場に教師の車が数台停まっているのと、営繕の人たちが最後の見回りを終えかけているくらいだった。昨夜、我ながら呆れるほど時間をかけて書いたカードと、イチゴ味のポップタルトの箱を抱えしめる手のひらが汗ばんでいた。

カードは、たぶんやりすぎだ。三回も書き直した。必死すぎる言い回しも、逆に軽すぎる言い方も、全部線で消して、最後に落ち着いたのはごくシンプルな一文だった。――助けてくれてありがとう。あなたが思う以上に、私には大きかった。――S。

でも、それでさえ踏み込みすぎに感じた。彼は私のことを大...

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