チャプター 36

サマー視点

「制服のことなんて気にしない」私は握りしめた手にさらに力を込めた。指先が痛むほどだった。「物理のノートも、ほかのことも、あなたには本当にたくさん助けてもらった。だから……私も、あなたを助けたいの。お願い、手伝わせて」

私たちは今、校内の食堂のいちばん奥、吐き気がするようなバケツのそばに並んで膝をついていた。彼の顔の細部まで、全部見える。瞳孔が大きく開いていることも、呼吸が浅く速くなっていることも、そして私を――まるで私がまったく理解不能なことをしでかしたみたいに――見つめていることも。

「……どうして?」その言葉は、かすかな囁きに近かった。「なんで、そんなことするんだ」

「...

ログインして続きを読む