チャプター 62

サマー視点

月曜の朝は、灰色の空と、ぴりぴりと張りつめた落ち着かない空気を連れてやってきた。どの教室にも、神経を逆なでするような緊張が走っている。物理の教室の前に立つトンプソン先生の机の上には、採点済みの試験が束になって積まれていた。

「平均点は六十二点です」と先生が告げた。教室じゅうから一斉にうめき声が漏れる。「とはいえ、去年の五十八点よりは上がっています。ほんのわずかな進歩ではあるけれど、おめでとうございます」

私は机の下で指をきゅっと絡めた。六十二点。それっていいの? 悪いの? 比べる基準がなくて、まるでわからない。

「この点数は、上級物理への受講資格に反映されます」とトンプソン...

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