チャプター 76

サマー視点

ほかにも何人かの男子が参加すると言ったが、ほとんどはそれぞれのキャビンへ散っていった。わたしはキーランがウォーカー先生のあとを追って小道のほうへ向かうのを見送った。長身の輪郭が、暮れかけた森の闇にすうっと溶けていく。胸の奥が、言葉にできない何かでちくりと痛んだ。不安、かもしれない。あるいは恋しさ。わたしの失敗した焚き火を見に来てくれたあと、彼が帰っていく背中を見送ったときと同じ感覚だった。

「行こっ」ミアが言って、わたしの腕に自分の腕をからめた。「次の活動の前に、ロッジの暖炉であったまろうよ」

引っぱられるままロッジへ向かったけれど、小道のほうが気になって何度も振り返ってしま...

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