第18章 詫びの償い

白川凰姫の心は、底の底まで沈んだ。

芳丸巡哉が冷たいのは、江口梓月との件を自分が台無しにしたから――そう思い込んでいた。

実際、スタジオへ戻って清子と小さなケーキをつつきながら話していたとき、清子は「芳丸巡哉に電話した」ことを白川凰姫に打ち明けている。

メッセージの前半をちらりと見ただけでも分かった。江口梓月が妙に乗り気だったのは、やっぱり彼が「手を回して」くれたからだ。なのに自分は、全部ぶち壊して、相手まで怒らせた。

白川凰姫はひと息、大きく息を吸う。息が詰まりそうな沈黙を、彼女のほうから割った。

「……ごめんなさい」

睫毛を落とし、声は掠れるほど低い。

「合作、ダメにしちゃ...

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