第67章 芳丸奥さんの立場なんて、彼女は気にしない

「第一に。お義母さまはもともと目立つのを好まれないお方です。ここで急に大々的にやれば、かえって憶測を呼びます。第二に、じゅんは最近会社の案件が立て込んでおります。宴の準備まで背負わせれば、あの子の負担が大きすぎます」

松本清芽は筋道立てて述べた。もっともらしく、反論しにくい理屈。

ひと呼吸置くと、視線をふわりと白川凰姫へ流し、口元に笑みとも嘲りともつかない弧を刻む。

「第三に……凰姫は、見たところ体が弱いでしょう。胃が痛いだけで家庭医を呼ぶほどなんですから。宴には客も多い。もしまた具合でも悪くなって、皆さまの前で何かあったら……芳丸家の面目は、どこに立てればよろしいの?」

なんと「お...

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