第277章 彼と離れるつもりはない

南野知意は小野寺彩音とこれ以上話す気もなさそうに、バッグから五つ星の最高級ホテルのカードキーを取り出し、彼女に突きつけた。

「古賀の代わりに来たんでしょう。だったら自分で四季おば様のところに行きなさいよ」

そう言い放つと、彼女は立ち上がって去っていった。

小野寺彩音はどこか腑に落ちないものを感じ、四季嫦に電話をかけて状況を確認した。南野知意は嘘を言っていなかったようだ。

なぜホテルで会う約束を?

まさか、四季嫦はもともと古賀硯司を部屋に誘い込み、南野知意と無理やり関係を持たせるつもりだったのでは?

あまりにも常軌を逸している!

四季嫦が一体何を企んでいるのか、この目で確かめなければ!

ホテ...

ログインして続きを読む