第315章 初恋と昔の愛が再燃するのか?

高橋樹はかつて私生活が乱れていたが、生活リズム自体は常に自律的だった。

神崎暁は自身の六時起きを遅いとは思っていなかったが、その時間には、高橋樹は既にトレーニングを終えてシャワーまで済ませていた。

昨夜、二人の間には多少の気まずさがあった。普段なら、神崎暁は高橋樹を相手にするのも億劫だったが、今日ばかりは自分から話しかけなければならなかった。

「高橋樹、来週の科学技術企業サミット、元々は行くつもりなかったんでしょう」

科学技術系のスタートアップ企業のほとんどは、まだ事業化されていないか、事業化の初期段階にある会社だ。ひたすら金を燃やすだけで、そういった会社が惹きつけられるのは、ベンチャ...

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