第341章 桜庭社長、そんなに虚弱?

ボディガードは外に残り、高橋樹と神崎暁を部屋の中へと通す。

室内。

藤崎渉はバスローブをだらしなく羽織り、ソファに深々と身を預けて紫煙をくゆらせていた。その顔色は、明らかに優れない。

確かに彼の私生活は乱れていたが、確証を掴まれたことはなく、すべては噂の域を出なかった。だが今日、ルームサービスだと思って扉を開けた彼の目の前に立っていたのは、呆気にとられた表情の界隈の御曹司たち——それも、両親が選んだ婚約者まで含まれていたのだ。

寝室にいた桜庭凱は、ドアが開かれたことに気づいていない。錯乱した様子で叫び声を上げていた。

「藤崎の若様、俺は本当に男なんて好きじゃないんです! 昨夜のことだっ...

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