第388章 靴下を履かせて、私の姫

事の後、神崎暁の脳裏に、ある極めて不謹慎な言葉が浮かんだ。

即ち、『小別は新婚に勝る』。

しかも、その言葉が適用されたのはベッドの上でのことだ。

いや、正確に言えば、ベッドの上だけではなかった。

腰と背中を襲う鈍痛と共に目を覚まし、意識が戻り始めた神崎暁の頭を占めていたのは、依然として高橋樹との背徳的な情事の記憶だった。

最初、高橋樹はまだ理性を保っていた。場所もベッドの上だったし。

だが彼女の態度が軟化したのを見るや、言葉巧みにソファへと誘い出したのだ。

彼女が疲れたと言えば、今度はシャワーを口実にバスルームへ連れ込む。

あまりの興奮と解放感でタガが外れたのか、彼は欲望の赴く...

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