第390章 私の結婚は、私自身が決める

結局、高橋樹は神崎暁に引きずられるようにして店を出た。もっとも、去り際に棚の商品を数箱、ちゃっかりとカゴへ放り込むのは忘れなかったが。

その日の夜、それらの避妊具(スキン)はさっそく役に立つことになった。

神崎暁はふと、金曜日に明楼グループでした自分の振る舞いを後悔した。

あれは高橋樹にとって、興奮剤(ドーピング)を打たれたも同然だったのだ。媚薬顔負けの効果だ。

恐ろしい!

週末を通して繰り広げられた節操のない運動のせいで、月曜に出社した神崎暁の腰は、未だに悲鳴を上げていた。

「昼、飯食いに行っていいか?」

高橋樹は神崎暁を古賀グループのビル下まで送り届けたものの、その手を握ったま...

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