第398章 高橋家が破産?

古賀グループ、社長室。

古賀硯司は読書を続けながら、目の前の高橋樹に視線を投げた。

「高橋家は破産でもするのか?」

「お前こそ破産しろ」

高橋樹は手近にあった果物を、古賀硯司に向かって放り投げた。

今の彼は希望に満ちた生活を送っている。これから妻と子供を養わなければならないのだ、破産などしてたまるか。

古賀硯司は顔も上げず、飛んできたアメリカンチェリーを片手で受け止めた。

「じゃあ、何のために朝っぱらから俺の会社に来た? 暇人か」

「相談がある」

高橋樹は軽い調子を装っていたが、古賀硯司はその声に潜む真剣さを聞き逃さなかった。

古賀硯司は本を閉じ、脇に置いた。

高橋樹はてっきり重要...

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