第6章

体育館は墓場のようだった。通用口から入るためにキーカードを使ったが、あまりに手が震えて、それをまともに持つことすらできない。廊下は、非常口の表示灯が壁に緑色の光を投げかけている以外は、完全に真っ暗だった。

なんて馬鹿なことをしてるんだろう。

それでも私は地下へ続く階段に向かって歩き続けた。他にどんな選択肢があったというのだろう? 自分の部屋に永遠に隠れている? あいつらが別の方法で私に接触してくるのを待つ?

地下階はさらに不気味だった。私が廊下を歩くと、蛍光灯が自動でチカチカと点灯したが、その半分は切れていた。がらんとした空間に、私の足音だけが響く。

旧機材保管室は一番奥に...

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