第127章 共有欲

青井望と別れた後、北村萌花は別荘へと戻った。

久しぶりに従兄に会えたことで、北村萌花の機嫌はすこぶる良かった。

だが帰宅した途端、その顔から笑みが消え失せる。

「あんたたち、これ何やってんの?」

北村萌花は目の前の光景に驚き、声を上げた。

リビングには簡易ベッドが数台並べられ、光咲、由紀、由佳、そして祖母までもが横になり、それぞれ白衣を着たスタッフにマッサージを受けていたのだ。

「マミー、お帰り。挨拶はこれが終わってからでいい?」

光咲はベッドの上で気だるげに寝そべったまま、ひらひらと北村萌花に手を振った。

佐藤健志は傍らでコーヒーを啜りながら、苦笑交じりに説明する。

「今...

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