第129章 交換殺人

北村萌花は、今日青井望に会った出来事を語り始めた。

子供たちは初めて聞く「大叔父」たちの存在に興味津々の様子で、彼女を取り囲んで質問攻めにする。

一時間ほど話し込んだところで、ようやく三人の目に眠気が滲み始めた。

北村萌花と佐藤健志は子供たちを寝室へ連れて行き、寝かしつける。

三人が完全に寝息を立て始めたのを見計らい、佐藤健志はずっと気になっていた問いを口にした。

「北村先生、俺には分からないな。従兄弟一家とはそれほど良好な関係だったのに、なぜ母親が亡くなったあの時、彼らに助けを求めなかったんだ?」

佐藤健志の瞳に浮かぶ疑問の色を見て、北村萌花は小さく溜息をつくと、ベッドから身を...

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