第165章 トップニュース

五人のボディガードが骨董店になだれ込み、佐藤雀を庇うように背後に回った。

富豪の妻として、護衛には事欠かない身分だ。ただ、雀は常に付きまとわれるのを嫌い、普段は彼らに一定の距離を保たせていただけだった。

「この女を警察署に引っ立てなさい! 告訴してやるわ。私の犬を傷つけるなんて、一生刑務所から出られないようにしてやる!」

雀は北村萌花を鬼の形相で睨みつける。

迫りくる五人の屈強な男たちを前にしても、萌花は冷ややかな表情を崩さず、指先には密かに銀針を構えていた。

先ほどの騒ぎを聞きつけた野次馬が、店の外を取り囲み始めている。

その人垣を割り、突然五人の若者が店内に飛び込んできた。彼...

ログインして続きを読む