第169章 肉親の涙

青井幸一がポケットから取り出した物体——それはなんと、三丁の拳銃だった。

銃身は金属特有の冷たい光沢を放ち、互いにぶつかり合って硬質な音を立てている。

青井幸二はギョッとして慌てて奪い取ろうと手を伸ばすが、青井幸一はひらりと身をかわした。

「何すんだよ、幸二。そんなに欲しいなら、お前もスーパーで買えよ」

青井幸一は不満げな視線を弟に向けると、手にした銃を三人の子供たちに分け与えてしまった。

それを見た青井幸二の顔色が、みるみるうちに蒼白になる。

「兄貴、正気か!? 拳銃だぞ、暴発して誰か怪我でもしたらどうするんだ!」

だが、光咲は手の中の拳銃を弄ぶように重さを確かめると、呆れた...

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