第203章 ママには言えない

由紀は引き金を引いた。

銃口からほとばしる水流——それには、青白い電流が纏わりついていた。

ハイエナは白目を剥き、激しく痙攣し始めた。

ハイエナの体が地面に倒れ伏してビクビクと抽搐するまで、レオンたちは事態を飲み込めなかった。

「クソッ、このガキの銃、何かがおかしいぞ!」

レオンは由紀の銃を奪おうと手を伸ばすが、由紀はそれをひらりと躱す。

その銃は確かに以前、青井幸一から贈られたものだが、由紀の手によって凶悪な改造が施されていたのだ。

「後悔させてやるって言っただろ」

由紀は犬歯を覗かせ、悪党どもにニヤリと笑いかけた。

「そのガキを捕まえろ!」

レオンの号令と共に、男たち...

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