第218章 恐ろしい女

青井幸二は、状況が芳しくないことを悟った。奴は、自分たちが包囲されていることに気づいている。

「突入だ! 確保しろ!」

青井幸二は怒号を上げると、銃を構えてその人影に向かって猛ダッシュした。

周囲の遮蔽物に身を潜めていた警官たちも、一斉に飛び出す。

「死にたいようだな!」

ターゲットの上着のポケットから、二つの球体が取り出された。それを見た瞬間、青井幸二は絶叫した。

「伏せろッ! 手榴弾だ!」

二つの丸い物体が、包囲する警官たちに向かって放り投げられる。

青井幸二は咄嗟に横にいたレオンに飛びつき、地面に押し倒した。他の警官たちも慌てて身を伏せる。

二度の爆発音が轟き、現場に...

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