第255章 マンイーター・ジョン

結婚式に参列する客に紛れ、筋骨隆々とした一人の男が視線を外し、腕時計を見るふりをした。

「見ろよ、誰かと思えば魔狼じゃないか! あの恐るべき伝説の傭兵が、まさかこの結婚式に出席しているとはな。実に面白い」

ジョンの口角が吊り上がり、その瞳には血に飢えた狂気の衝動がギラギラと瞬いていた。今すぐ群衆の中に乱入し、青井幸一の目の前でその妹を八つ裂きにし、血肉を貪り食う様を見せつけてやりたくてたまらない。

マンイーター・ジョン。裏社会で悪名を轟かせるこの殺し屋は、標的をいたぶり、なぶり殺しにした後、優雅にその肉を食すことを至上の悦びとしていた。彼に言わせれば、人間が動物を食うように、自分が人間...

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