第259章 見えない協力

北村菜々美は次第に呼吸が苦しくなり、眼球が飛び出しそうに顔を真っ赤に染め、力なくジョンの腕を引っ掻きながら、両足をバタバタと床に擦りつけていた。

その時、北村菜々美の指先が、物置部屋に落ちていた一本の鉄釘に偶然触れた。

ちょうどその瞬間、物置部屋の外から慌ただしい複数の足音と、人の叫び声が聞こえてきた。

「まだこの物置部屋を探していません、早く確認しましょう」

外からの声に、ジョンは一瞬だけ気を取られた。

北村菜々美はその隙を突き、鉄釘で思い切りジョンの腕を刺した。ジョンは腕に鋭い痛みを覚え、無意識に手を離した。

北村菜々美はすぐさま這い上がり、物置部屋から飛び出した。

外にい...

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