第261章 テロリスト?

北村菜々美は、先ほどの人物が自分の夫であるかどうかを確かめようと目を凝らそうとした。しかし、その目の前で不意にひらひらと手が振られた。

「北村菜々美さん、何をそんなに見つめているのですか? よろしければ私にも教えていただけませんか」

ルディが微笑みながら尋ねてくる。

菜々美は視線を戻し、愛想よく首を横に振った。

「いえ、なんでもありません。知り合いかと思ったのですが、どうやら人違いだったようです。それより、先ほどはどこまでお話ししましたっけ?」

「お姉様との幼い頃の面白いエピソードを伺っていたところですよ」

ルディは笑顔を崩さずに助言した。

菜々美はすぐに頷く。

「そうでした...

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