第274章 姉妹の絆

北村菜々美はルディの部屋を後にして、足元をおぼつかせながら上の階へと向かった。

その道中、通りがかった鏡越しに首輪を見つめる彼女の顔面は、血の気を失い蒼白になっていた。

首輪を外そうとするたび、不吉な赤い光が点滅する。無理に引きちぎれば即座に頭を吹き飛ばされる――彼女の直感がそう警告していた。

「どうして? どうしてこんなことに……」

北村菜々美はその場にしゃがみ込み、両手で顔を覆って号泣した。今日、殺し屋に遭遇しただけでも最悪だと思っていたのに、まさかテロリストにまで出くわすなんて思いもしなかった。

「くそっ、なんで私ばっかりこんな目に! ちょっとお金が欲しかっただけなのに。あん...

ログインして続きを読む