第278章 換気ダクト口

一方、別の階段では、青木絵里香が銃を構えていた。先ほどテロリストから奪い取ったアサルトライフルだ。

背後には三つ子たちがぴったりとくっついている。光咲が絵里香の腕を指差して尋ねた。

「おばさん、疲れない? 腕、青あざになってるよ」

絵里香は自分の腕のあざを見つめ、苦笑いを浮かべた。手にしたこの銃は、あまりにも重すぎる。

ハンドガンなら、自衛のために撃つ自信も少しはある。だがこれはライフルだ。触ったことすらない。いざ引き金を引いた瞬間、強烈な反動で腕が脱臼しやしないかと本気で心配になる。

「正直かなりキツいけど、今はこれしかないからね。銃が一つあれば、少なくともあんたたちを守れるわ」...

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