第292章 意外な引き分け

そのクラブのKが裏返された瞬間、ほぼ全員が岡本源の死を確信した。

佐藤弘之と佐藤真崎は、前に出なくて本当によかったと心の底から安堵していた。もし出ていれば、今回死ぬのは自分たちだったのだから!

岡本源はそのクラブのKを見つめ、力なく笑った。

「どうやら今日の幸運の女神は、俺には微笑んでくれないらしい! あばよ、相棒。もし生き残れたら、青木絵里香に伝えてくれ。実は結構好きだったってな」

そう言い残し、岡本源は目を閉じてテロリストの凶弾を待った。

ルディは両手をテーブルにつき、佐藤健志を見下ろした。

「佐藤健志、この勝負はどうやら私の勝ちのようだ。君は親友が目の前で死ぬのを、特等席で...

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