第297章 リスト

その言葉を言い終えると、佐藤健志は会場にいる客たちへと視線を巡らせた。

森村浩人は後ろめたさを感じ、無意識に目を逸らそうとしたが、すぐにハッと我に返った。平然を装い、佐藤健志の視線を真っ向から受け止める。ここで少しでも怯えを見せれば、確実に疑われると分かっていたからだ。

「俺とリボルバーの弾の有無で賭けをするって? 実に面白いアイデアだ」

ルディは冷笑を浮かべ、佐藤弘之の手からリボルバーを奪い取ると、乱暴にテーブルの上へ置いた。

「いいだろう、乗ってやる。このリボルバーの最後の一発が入っているかどうか、賭けようじゃないか」

佐藤健志の顔に浮かぶ余裕の笑みが気に入らないのか、ルディは...

ログインして続きを読む