第300章 逃亡した殺し屋

キツネたちの顔色が一変した。とりわけ青井幸一は、中から聞こえてくる声と名前を耳にしただけで、三人の子供たちがこの部屋に隠れていると確信した。

「全員、道を開けろ」

青井はドアの前に立ちはだかる隊員たちを強引に押しのけ、思い切りドアを蹴り破って中へと飛び込んだ——

時計の針は、十数分前に遡る。

三人の子供たちは通風孔を伝い、薬品を抱えたまま、かつて身を潜めていた風呂場へとようやく這い戻ってきた。

先ほど彼らが浴槽から救い出した男は、未だに床の上で昏睡状態に陥っていた。

三人はその男を気にかける様子もなく、リビングへと駆け込み、すべての薬品を広げて麻酔薬の調合に取り掛かった。

「そ...

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