第301章 子供たちの計画

その手の主はカイルだった。警察官である彼は、犯罪者が私刑に処されるのではなく、法の裁きを受けることを望んでいた。

「私に任せてくれ、デビル・ウルフ。その子はそれほど大きな怪我をしていないが、そこの殺し屋は早く手当てしないと死んでしまうかもしれない」

カイルはそう言いながら、ソファの裏に向かって手錠を一つ投げつけた。

「警察だ。ソファの裏に隠れているお嬢さん、その手錠をかけて出てきなさい」

「もしこの件で俺の甥っ子にトラウマでも残ったら、絶対に許さねえからな」

青井幸一はカイルを一瞥し、鼻を強く鳴らすと、由紀のそばへ歩み寄り様子を確認した。

由紀の首にはごく細い血の筋が一本あるだけ...

ログインして続きを読む