第306章 腹話術

一発の銃弾が若者の眉間を貫き、その後頭部にぽっかりと巨大な風穴を開けた。

デイブは拳銃を引っ込めた。若者は鈍い音を立てて床に崩れ落ちた。

その光景を目の当たりにし、ルディは顔を曇らせた。

「顔色が優れないようだが、俺がお前の部下を始末したからか?」

デイブは笑みを浮かべてルディを見つめている。その手に握られた銃口は、左にわずかにそらすだけでルディを狙える位置にあった。

「あなたは我々のリーダーだ。誰を処刑しようと、その権利がある」

ルディは肩をすくめ、無理やり顔に笑みを作った。

「私の顔色が悪いと? おそらく、この針がずっと刺さったままで、いささか気分が悪いからでしょう」

「...

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