第313章 証拠を探す

佐藤健志と北村萌花は、その言葉を聞いて完全に沈黙に陥った。

真相を隠蔽するためなら、あれほど多くの人間の命を奪うことすら厭わない者がいるというのか。黒幕の残忍さは筆舌に尽くしがたい。

「つまり、この数年間、手がかりは何も掴めなかったということですか」

佐藤健志は顔を上げ、佐藤茂典を見つめて尋ねた。

佐藤茂典は頷いた。

「森村誠治は死に、青木宏史は海外へ渡ったきり戻ってこない。二人に的を絞った調査も、それで頓挫してしまった。だが、ここへ来て急に新たな事実が判明したのだ」

「どんな事実ですか」

「当時、お前の実の母親——善平慎の妻が身籠っていたのは、三つ子だったらしい」

佐藤茂典...

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