第323章 悲惨な佐藤和也

佐藤真崎はボディガードを引き連れて個室に押し入り、室内の淫靡な光景を目にして片方の眉を吊り上げた。

「ずいぶんとご機嫌じゃねえか、佐藤和也。随分と楽しんでるようだな」

彼が軽く手を振ると、ボディガードがオーディオの電源を切る。騒がしかった個室に、ようやく静寂が戻った。

佐藤真崎の不穏な気配を察知した佐藤和也は、愛想笑いを浮かべながら両脇の女たちを押し除け、彼の前へと歩み寄った。

「真崎さん、どうしてこちらへ? 飲みに来られたんですか? よろしければ、ここは俺が奢りますよ」

その言葉が終わるか終わらないかのうちに、佐藤真崎の平手が佐藤和也の頬を激しく打った。

音楽が止まっていたため...

ログインして続きを読む