第349章 三日で泥棒を捕まえる

 佐藤弘之の大きな声は、今回の捜査に青井幸二を関与させたくないという意思の表れに見えたが、青井幸二はその顔に明らかな焦りを感じ取っていた。

 青井幸二は佐藤弘之の魂胆を瞬時に見抜いた。矛先をこちらに向けさせ、今まさに爆発しようとしている森村奏良の怒りをやり過ごそうという腹積もりだ。

 もっとも、それは青井幸二にとっても好都合だった。そもそもこんな任務には関わりたくなかったのだ。局長の命令さえなければ、あの女忍者の捜索など、別の事件を追いたかったくらいである。

「分かりました、佐藤弘之さん。そこまで強くおっしゃるのなら、私はこれで失礼します。あなたの言葉は局長に伝えておきましょう。次は私...

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