第125章

江口ココは息子の身を案じ、男の鋭い視線を真正面から受け止めて、怒りを噛み殺しながら詰め寄った。

「くだらない話はいい。私の息子をどこに隠したの? 警告しておくけど青木圭、あなたに他人を裁く資格なんてない。これ以上解放しないなら、誘拐で訴える!」

その一言が、青木圭の神経を逆なでした。怒りが臨界を超えたのか、男はむしろ笑ってみせる。

「訴える? ふん。やってみろよ。おまえの依頼書を受ける度胸のある弁護士がいるか、見ものだな」

訴える、訴えると脅してくる連中ばかりだ。俺が怖いとでも思ってるのか?

「今すぐ警察に行け。おまえの息子は、俺の秘書を拉致し、社内システムに不正侵入して株主総会を...

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