第135章

ここ数日、奏太は新藤鈴奈に引っぱり出されて、半ば強制的に日なたぼっこをさせられていた。

本人は、もちろん不満げだったけれど。

今日も外に出た途端、鈴奈のスマホが鳴る。相手はシェリーさんだった。

鈴奈が通話を取るなり、向こうが単刀直入に言ってくる。

「病院で子どもの面倒見てるって聞いたけど、撮影はどうするの? まだやるの?」

「やるよ。もちろん」

「じゃあ明日、あなたの出番あるからさ。介助の人、雇って任せたら?」

鈴奈は一瞬、言葉に詰まった。

――この子、けっこう繊細というか、面倒くさいところあるし。知らない大人に任せて大丈夫かな。

そう思ってふと視線を落とすと、ちょうど奏太...

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