第295章 何をするつもりか

遺体は何者かの手によって防腐処理を施されていたらしく、身体に残る古傷の位置は、彼女の記憶にあるホウデンのそれとことごとく一致していた。だが、唯一決定的に異なる箇所があった。それは、ホウデンの後腰だ。

処理を行った人間は同じ場所に似たような傷を作り上げていたが、やはり本物とは違う。

「あの時、ホウデンはわたくしを庇って傷を負ったのよ。手当てをしたのはこのわたくし。刃が刺さった角度も、傷跡の形も、見間違えるはずがないわ!」

カンティニの両目が赤く充血していく。

「ホウデン、やっぱり生きていたのね。死んでなんかいなかった!」

ホウデンが以前口にした言葉が脳裏をよぎり、彼女の笑い声は次第に...

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