第316章 恐怖の視線

ドスナの問いに答えようとしたその時、不意に戸口からエリサの声が響いた。彼女は慌ただしく書斎に入ってくる。その背後には険しい顔つきのケイおじさんも続いており、どうやら只事ではない様子だ。

エリサはアネルのそばへ歩み寄る。その表情は不安と恐怖に染まっていた。

「実は、先ほど戻った際にすぐご報告しようと思ったのですが、アネルさんが取り込み中でしたので……」

「農場から戻る途中、悪意のある視線を感じたのです」

「何ですって!?」

「どこでだ?」

室内の数人が、思わず声を上げた。

アネルは眉をひそめ、涙ぐむエリサの瞳を覗き込むようにして、その手を震えるほど強く握りしめた。

「あなたが無...

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