第320章 全部アネルのせい

「ゾット城の報復を受けても、まだ目が覚めないのですか? ご自分の行いは完璧で当然の権利だと信じ込み、受けている苦難はすべて、貴女を妬む誰かによる意地悪だとでも?」

 カンティニは一瞬呆気にとられたが、すぐに冷笑を漏らした。

「ここまでアンタに追い詰められた今、アンタの言葉はすべて正論として通るでしょうね。周囲も認めるわ。でも、そんな言葉で私が心を動かされ、惨めに命乞いでもすると本気で思っているの?」

「アネル、アンタに多少の才能があることは認めてやるわ。だからといって、私の実績を全否定し、あまつさえアンタの一族に起きた惨劇まで私に押し付ける気? ええ、確かにゾット城の貴族のガキを一人殺...

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