第130章 宮本西衛はそもそもあんなに可愛い娘を持つ資格なんてない!

宮本西衛は、彼女が言葉に詰まったのを見ると、くすりと笑った。

「三年前、君は言ったよね。俺たちはただの友だちだって。だから俺も、ずっと友だちとして君と付き合ってきた」

「栞……いまさら、友だちにすらなれないの?」

相変わらず春風みたいな笑みを浮かべているのに、その瞳の奥の痛みだけは、はっきりと綾部栞の目に映った。

栞はどう答えていいか分からず、唇を動かした。言葉が形になる前に、宮本西衛がさらに続ける。

「友だちって立場ですら、君の負担になってた?」

栞は一瞬だけ固まり、慌てて首を振った。

「違う、そんな……ないよ」

「そっか。ないなら、よかった」

栞は気まずそうに笑う。

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