第149章 罪悪感

綾部栞と立花芳南が着いた頃には、妃奈ちゃんと綾部父はすでに個室に入っていた。

綾部父は妃奈ちゃんにいくつかお菓子を頼み、メニューを立花芳南へ差し出す。

「芳南、好きなの頼みなさい」

立花芳南は遠慮がちに首を振り、視線は妃奈ちゃんに吸い寄せられたまま、目尻をゆるめる。可愛くて仕方がない、という顔だ。

結局、注文を決めたのは綾部栞だった。ついでに伊沢赤司のために白粥も頼み、厨房へ回して料理人に二言三言、念を押す。

食事の席では妃奈ちゃんが立花芳南とすぐ打ち解け、初対面とは思えないほど楽しそうに話が弾んだ。

立花芳南が思わずため息まじりに言う。

「ねえ、どうしたらクソ男に頼らず、こん...

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