第104章 タダ乗りしたがる

林田美月は、写真の中で眩いほどお似合いの二人を睨みつけた。瞳の奥の嫉妬が、今にも形になって滲み出しそうだ。

彼女はスマホを乱暴に放り投げ、見なければ済むとばかりに苛立ったままベッドへうつ伏せに倒れ込む。

今回、得をしたどころか一銭の得にもならない。挙げ句、長谷川遥斗に恨みまで買った。

全部、鈴木丈史の手際が悪いせいだ。あんな役立たずのバカ仲間がいて、どうやって長谷川遥斗の心を手懐けろっていうの。

……でも、まだ終わりじゃない。

そう思いながら、林田美月は丸みを帯びた腹をそっと撫でる。口元がわずかに持ち上がった。

この双子さえいれば、長谷川遥斗は私に手出しできない。

そんなことを...

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