第55章 みんなに見せてやる

諏訪詩織は帰宅すると、そのまま泥みたいに眠った。次に目を覚ました時には、もう翌日の午前だった。

朝食を口にしていると、牧野徹から電話が入る。

「デザインシート、紙での最終稿が上がった。ここから先、進めていい。君の案は皆が絶賛してたよ。稲川先生もきっと気に入る」

「了解。できるだけ早く既製服にする」

笑ってそう返し、通話を切った——直後、スマホが短く鳴った。

メッセージを開くと、案の定、林田美月からの挑発だった。

諏訪詩織は白けた気分のまま、いつも通り保存だけして閉じる。

やり口はもう見飽きた。長谷川遥斗とのツーショットを送りつけてくるか、毒のある言葉を投げてくるか。どちらにせよ...

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