第116章

後藤辰和の視点

会社に着くと、温水寧凪からメッセージが届いていた。

『私が従順じゃないと思うなら、すぐに新しい奥さんでも探せば?』

私は眉をひそめ、困惑した。

文面を打っては消し、消しては打ち直すが、何を送るべきかわからない。

結局画面を切り替え、後藤寧々のアカウントを開いてメッセージを送った。

『俺たちの会話、温水寧凪に話したのか?』

『当たり前でしょ。安っぽい優しさを見せたぐらいで、あの子が戻ってくると思わないでよね』

『後藤寧々、適当なことを言うな』

『言うもんねーだ』

さらに返信しようとしたが、送信エラーが表示された。後藤寧々にブロックされたようだ。

私...

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