第122章

「後藤辰和、これはまだ終わっていないわ」

私は彼の目を真っ直ぐに見据えた。

「もしあなたがニュースの件をはっきりさせないなら、私が調べる。その時、私が何かを突き止めて、誰かが傷つくことになっても――私を恨まないでね」

「同様に、お前が調べるとしてもだ。何が見つかろうと、隠し立てはなしだ」

彼は頷いた。

「ああ、わかった」

早乙女星奈は傍らで、まだめそめそと泣いている。

私が視線を向けると、彼女はすぐにうつむいたが、その瞳の奥に一瞬走った憎悪の色を、私は見逃さなかった。

今この瞬間も、どうやって私を陥れ、この一件を闇に葬ろうかと画策しているに違いない。

私の唇に、冷たい笑みが...

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