第146章

温水寧凪の視点

早乙女星奈が警察に拘束されたという知らせは、後藤寧々の口から聞いた。複数の罪に問われ、おそらく一生を刑務所で過ごすことになるだろうと。

奇妙なことに、今回ばかりは後藤辰和も彼女を助けようとはしなかった。

とはいえ、早乙女星奈が捕まったことで、私の生活はようやく平穏を取り戻した。

だが、その平穏は一週間と持たなかった。

その日の午後、後藤寧々は友人と買い物に行く約束をしていると言っていた。私のお腹にいる赤ちゃんのために、ベビー服を買ってくれるのだと。

後から私も合流して一緒に見ないかと誘われ、家で身支度を整えて出かけようとした矢先、後藤寧々から電話がかかってきた。

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