第171章

巨大なブロックのお城を一緒に組み立て、ボールプールで「戦争ごっこ」をし、ゴーカートにも乗った。私たち三人の笑い声が、遊園地の空に響き渡っていた。

アトラクションも大方乗り終えた頃、アリが、遊園地の中央で色とりどりのイルミネーションを瞬かせながらゆっくりと回る観覧車を指差した。

「パパ、ママ、あの高い丸いやつに乗りたい!」

「よし、観覧車に乗りに行こうか」

後藤辰和はそう言って、彼女を抱き上げた。

家族三人で一つのゴンドラに乗り込む。

ゴンドラがゆっくりと上昇するにつれ、眼下には街の景色が少しずつ広がっていった。

アリは興奮した様子でガラスにへばりつき、小さくなっていく下のアトラ...

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