第184章

五十嵐珠妃が私と少し話したいと言い出した時、ただの口出しかと思っていた。

だが翌日、思いがけず匿名で荷物が届いたのだ。

差出人の記載はなく、私の名前と住所だけが記されている。箱を開けると、中には透明な密閉袋が入っており、細かい紙屑が詰まっていた。

中身を取り出してパズルみたいに繋ぎ合わせてみると、一枚の写真になった。

鋏で粉々に切り刻まれ、再び袋に詰められて送りつけられた、私自身の写真。

袋の底にはメモ用紙が紛れ込んでおり、達筆な手書きで一行だけこう記されていた。

『さっさと自発的に国外へ消えなさい。あの男は私がもらうから』

その文字を数秒見つめた後、ただひたすらに幼稚だと感じ...

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